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一般の部

稽古は、地味な鍛練!
「鍛」は千日、「練」は万日

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『質』にこだわった稽古と「危険察知」の体得

 

― Serious Aikido の考え方 ―

ABS(Australian Bureau of Statistics)の2022年国勢調査によると、オーストラリアに住む18歳以上の成人のうち、男性の42%、女性の31%が、身体的暴力や身体的な脅威を経験したという統計があります。
比較的安全とされるオーストラリアにおいても、多くの人が現実的な危険と隣り合わせで生活していることが分かります。

こうした背景から、実際に怖い経験をされた後に、武道や護身術を学び始める方も少なくありません。
 

しかし「備えあれば憂いなし」という言葉の通り、危険に直面してからではなく、その前に備えることが何より大切だと、私たちは考えています。

基本を深く学ぶ ― 質を重視した稽古

 

合気道には、いくつかの非常に重要な基本の捌きと基本技があります。
これらを正しく理解し、丁寧に積み重ねていくことで、技は自在に組み合わされ、約3,000以上の応用に発展すると言われています。

 

当道場の一般クラスでは、こうした基本技を中心に稽古を行います。
ただし「基本だから」という理由で、闇雲に回数だけをこなす稽古は行いません。

私たちが重視するのは、 「なぜ、この動きが必要なのか」 という理由の理解です。

剣の利合に基づく考え方も交えながら、 技の意味・構造・使われる状況を明確にし、質の高い稽古を積み重ねていきます。
この理解こそが、非常時に基本動作だけで身を守るための、最も確かな近道だと考えています。

技より先に身につける「危険察知」

 

当道場では、技術と同じくらい危険を察知し、避ける力を重視しています。

武道の稽古を積めば、相手を制する技術は少しずつ身についていきます。 しかしそれは、「何があっても大丈夫」という意味ではありません。

現実社会では、 危険は突然現れ、力を出せない状況や、想定外の動きが起こります。
 

だからこそ私たちは、 HERO になることより、SURVIVOR になることを選ぶ心構えを大切にしています。

 

不思議なことに、合気道の稽古を続けることで、距離感、空気の変化、相手の意図といった 「危険の兆し」を感じ取る力が、自然と養われていきます。

合気道の「見える化」

 

― ミステリアスな合気道からの脱却 ―

世の中には、触れてもいない相手が大きく吹き飛ぶような、 いわゆる“ミステリアス”な合気道の映像が存在します。
そうした表現に魅力を感じる方もいるかもしれませんが、 それらのあり得ない技の動画が、 合気道の評判をひどく落としているのは事実です。

 

ですので、当道場では、「気」というあいまいでミステリアスな言葉に答えを求めず 「効く技には、必ず理由がある」 という立場を取っています。 

技の有効性は、

  • 間合い

  • タイミング

  • 角度

  • 柔らかさ

 

これらの要素が正確に揃ったときに生まれます。 ほんのわずかな違いが、効かない動きを、決定的な技へと変化させます。

元来、合気道の技は刀の動きと多人数への対応を想定して作られています。 そのため、正しく行われた技は、無駄がなく、鋭く、次の状況へと繋がる構造を持っています。

 

安全にそれらを学ぶため、当道場では「形稽古」を重視しますが、 同時に「慣れ合い」にならないための意識も欠かしません。

当道場では、「技のなれ合い」の域を脱するため、一つ上の合気道を目指してます。 

特別に行われる週末の上級クラス「Wanna be a Master Class」では、以下のことを最重視して稽古にあたっております。

  • 攻撃者は、自分の手を持ち続けない、、、攻撃者の掴んだ手は、離されて攻撃される

  • 攻撃者の腕や手首を掴むことは、思った以上に困難であることを体感する

  • 攻撃された瞬間に、正確な当身で相手をひるませないと2回目の攻撃を受ける

  • 常に2人以上の攻撃者がいると思い技をかけていく

 

当道場では、特に当身は単なる見世物ではなく、非常に効果的な合気道に不可欠な要素として位置付けています。
正確な当身だけで、相手を一瞬にして無力化できることが、合気道が単なる演武や象徴的な武道ではなく、実戦的な護身術として生まれた武道であると体感していただけると思います。

道場 ― 心地よい第3の居場所

 

多くの方は、日常生活の拠点として「家庭」と「職場」があります。
そこに加えて、忙しい大人にぜひ持ってほしいのが、第三の居場所としての道場です。

アメリカの社会学者 レイ・オルデンバーグ は、日常生活において「第三の居場所」を持つことで、家庭や職場での義務や責任から一時的に解放され、 心身がリフレッシュし、 新しい刺激や学びを得られると提唱しています。

道場での稽古は、洗いたての道着に帯を締め、畳の上で仲間と体を動かすことで、日常の雑音を忘れ、集中力と活力を回復させる時間です。
稽古後には、心身ともにリフレッシュされ、家庭や職場の課題にも新たな力で向き合えるようになります。

北山道場はまだ新しい道場ですが、真剣でありながら温かい稽古を通して、多くの方にとって安心できる第三の居場所となることを目指しています。

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© 2025 Aikido KITAYAMA Dojo 合氣道北山道場

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